ター滝の遊び方

How to Enjoy Ta-taki as a Family

親子でずぶ濡れになろう!

渓流の岩に寝転ぶ様子

感覚をフル稼働させて川と滝を楽しもう!

ター滝は、沖縄本島に残された数少ない「自然のままの滝」で遊べる貴重な場所です。滝までの道のりには舗装された歩道も安全柵もありませんが、そこには、川のせせらぎや虫たちの声、亜熱帯の木々のざわめき、上流に向かって少しずつ深まっていく自然の「気配」があります。自然体験は危険と隣り合わせのものですが、だからこそ得ることのできるたくさんの学びがあります。ここでは、島の子どもになってター滝の魅力をめいっぱい体感する「おすすめの遊び方」をご紹介しましょう。

っかり備えて「冒険の幅」を広げよう!

渓流の岩に寝転ぶ様子

渓流の岩に寝転ろぶと、気分は天然ジャグジー

海とは違う水の冷たさに驚いたり、岩陰に隠れている魚を探したり、葉っぱを流して競争したり—— 川での遊びは無限にありますが、ター滝を存分に遊しむポイントはひとつ。それは、できるだけ早く「全身ずぶ濡れ」になってしまうこと!
滝壺に着くまで濡れないなんて、もったいない。浅瀬のところから積極的に濡れてしまえば、水との距離がぐっと近くなります。子どもも大人も、一度水に入ると冒険心に火がついて、行程の中盤にある「小滝」の川登りや、ロープを使っての崖登り、川の中をザブザブ歩く渓流登りが断然楽しくなります。

適切な装備を身につけた様子

冒険に必要なアイテムを身につけて向かおう

ここで、ター滝での冒険に必要不可欠なアイテムをご紹介しましょう。それは、フェルトブーツ、ライフジャケット、ヘルメットの3点セット。夏場はラッシュガードもあると完璧で、冬場はウェットスーツも必要です。これらの装備は「危険から身を守るため」だけでなく、ター滝で思いきり遊ぶための「冒険アイテム」になります。すべてのアイテムは駐車場内のレクチャールームでレンタルすることができるので、手持ちの装備がなくても心配ありません。

子どもと一緒に水に入って遊ぶ様子

適切な装備を身につけると不安や心配が軽くなり、思いっきり遊べます!

親子連れの場合、「ライフジャケットは子どもだけで大丈夫」と思いがちですが、お父さん、お母さんこそライフジャケットを身につけて、子どもと一緒にずぶ濡れになることをおすすめします。"装備をつける=制限される"と思うかもしれませんが、ター滝では逆に、適切な装備が不安や心配を軽くして、冒険の自由を広げてくれます。
ライフジャケットを身につけていれば、足のつかない深さの滝壺で泳ぐことはもちろん、川の流れに身を任せて"ぷかぷか"浮かんだり、渓流で泡ジャグジーを楽しむなど、思う存分水に親しむことができます。しばし子どもにかえって自然の中で思いきり遊んでみましょう!

リュウキュウハグロトンボのオス

遠くで見守るより、子どもと一緒に水に入って遊びましょう

道すがら出会う、やんばるの小さな生きものたち

リュウキュウハグロトンボのオス

青緑の羽が美しいリュウキュウハグロトンボのオス

ター滝へと向かう平南川の流域には、ヒカゲヘゴをはじめとする亜熱帯の緑が繁り、水辺でたくさんの生きものたちに出会います。子どもたちに人気なのは、光沢のある羽が美しいリュウキュウハグロトンボや、不思議な動きのザトウムシ、木の幹に擬態しているオキナワキノボリトカゲ。川の中をのぞくとボウズハゼなどの小魚たちが泳ぎ、岩の下には透明なヌマエビやテナガエビが隠れています。目を凝らしてじっと観察すると、もっとたくさんの生きものたちを見つけることができます。

水中メガネで川を覗く様子

水中メガネで覗くと、川や滝壺にたくさんの魚たちが泳いでいます

ター滝周辺の流域は、身近な自然が日常の風景として息づいている場所です。大切なことは、希少である、ないに関わらず、そこにある動植物を決して「持ち帰らない」こと。生きものたちに出会ったら、そっと観察して楽しく触れ合って、元いた場所にかえすようにしましょう。今ある自然を未来に残していくためには、一人ひとりの心がけと、小さな行動の積み重ねが必要です。

エビ獲りをしている様子

エビ獲りに熱中!遊んでもらった後は、そっと元いた場所へ

冒険が育む小さな自信と、自然と向き合う力

自信満々の笑顔の子ども

最初は「濡れたくない」と言っていた子も、帰り道では自信満々の笑顔

ター滝での体験は、自然と触れ合う経験が少ない子どもたちや、自然と離れた場所で暮らしている大人たちにとって、初めは少しの恐怖と面倒くささを感じるものかもしれません。けれど、冷たい水の中に飛び込む時や、大きな岩が目の前に現れた時、川の流れに押し戻されそうになった時など、小さな困難に出会うたびに気持ちが少しずつ変化して——「できるかな?」「やってみたい!」というチャレンジ精神が自然と湧いてくるはずです。

川に浮かんで眺めた森

川に浮かんで眺めた森。自然の見え方、感じ方が変わってきます

やがて、自然のままの道を自分の力で歩いたこと、足が届かない深い場所で泳げたこと、壺の近くで目が眩むような水しぶきを浴びたことなど、一つひとつの経験が「できた!」という小さな自信となって、帰り道につく頃には驚くほど表情が変わるはず。全身と五感を使って遊んだター滝での体験は、大人自身の変化と、子どもの成長を目の前で感じられる特別な時間になるでしょう。

自然の中で一緒に遊んだ体験

自然の中で一緒に遊んだ体験は、忘れられない思い出に